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[11]建築家3回目打ち合わせ

もぎ建てプロジェクト第11回目の今回は「建築家との打ち合わせ③」
ということで、再々度 宮武淳夫先生 を迎えての開催でした。

前々回では先生から図面と模型とで具体的なプランの詳しい説明をしていただき、
前回では提示されたプランを見て各メンバーが感じたことを出し合いましたが、
先生が目の前にいるのといないのとではなんだか緊張感が違うぞ…
と個人的にはちょっぴりカチコチになりながらの参加でした。

私達から出た意見は先生にも伝えられました。
今後の参考にしていただくそうで、間取りはこのまま変更なく進められていくのだそうです。

しかしながら、私達が抱いているモヤモヤについては気になるところであり、
解決の方法として先生がいくつかピックアップして考えてきてくださいました。

・1階ウォークインクローゼットでの室内干しに抵抗がある場合、
廊下の突きあたりから外に出られるようにすれば、
外干しの洗濯動線を確保することができる

・1階にトイレを設けるとしたら、
シューズクローゼットと靴を脱いで上がる床との境目を壁でふさぎ、
ホールと寝室に挟まれている空間の一部がベストじゃないか

・収納場所を増やすとしたら、2階LDK壁際の机部分を棚スペースに変えてみる

…などなど、建築家ならではの案に新しい発見もあり、
プロにお任せすれば解決方法は必ず見付かるのだと安心しました。

マイホームはおそらく人生で最も金額の高い買い物となるでしょうから、
後悔やストレスを感じずに暮らしていけるように、
少しでも気になることは積極的に相談するべきだと思いました。

後半は先生が持ってきてくださった内外装建材の見本を用いて、
何を使ってどんな雰囲気に造り上げていくのか、
実物の一部や実例などの説明を聞いて想像してみる時間でした。

床材1つ取り上げてみても、色・値段・触感・木の種類・組み合わせ等々、
選択肢は多岐に渡っています。
また、見本を見ているだけなのと実際に触れてみるのとでも、選択する上では大事です。
ただ単に「外壁」といっても、決めなければならないことがたーっくさんあるのです!

・色は!?周囲に馴染む色?あえて目立つ色?一色?バイカラー?とか…

・素材は!?昔ながらの?流行りの?最新の?ツルツルのもあれば凸凹しているのもある、とか…

・お手入れがラクで汚れは簡単に落としたいけど、見た目にだって希望通りにこだわりたい、とか…

・サッシの色も決めるのかー!!とか…

ポイントを押さえて分かりやすく説明してくださいましたが、
とにかく種類が豊富なので、
優先すべき条件を絞り込まなければ決定まで至るには難しそうです。

さらに、遠くからは全体像が見えますが、
人は足元に近い目線にけっこう注目している為、
目線の下側をどう仕上げるかも重要視すべき点の1つなのだそうです。

お家本体の建物以外にも例えば、玄関までタイルを敷いたり、
お庭に芝生などのグリーンを植えたりして気を配ると、
個性が出てグッと印象が変わります。

これまでプロジェクトの勉強会に出席してきて、
「家を建てる」って体力と根気が要るなぁ~と強く感じました。

知識を得るだけでなく、自分に必要な情報を整理して1つ1つ決めてゆく、、、大変な作業です。
確かに、生涯でたったの1回建てるだけでは、100%満足できるマイホームを造り上げるのは難しいのかもしれません。
そういった意味では、もぎ家の家づくりに関われたのはとても貴重です。

今回で宮武先生に長野まで足を運んでいただくのは最後だと思うととても寂しいですが、
来月には地鎮祭が予定されており、いよいよプランが現実化していきます。

きっと、頭の中での想像をはるかに超えた完成を迎えるのだろうと、
今から期待が膨らみ楽しみで仕方がありません。
最後までしっかり見届けたいです。

(ライター:プロジェクトメンバー E.O様)